山口嘉川クリニック

AGA(男性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)

AGA治療は、発毛とAGAの進行抑制によって、髪の毛量低下を気にしないで生活するための治療です。
AGAの原因であるジヒドロテストステロンの産生を抑制するために当院では、フィナステリドやデュタステリドなどによる治療を行っています。

フィナステリド錠「サワイ」は、薄毛治療薬プロペシア」のジェネリック医薬品です。

効果や副作用、成分はプロペシアと同様ですが、ジェネリックのため、安く購入できます。少しでも薄毛の治療費用を安くしたい方におすすめです。

製造元は大手製薬会社の沢井製薬で、厚生労働省に2016年2月18日に認可されています。プロペシアのジェネリックのなかでも、安心して利用できるといえるでしょう。

プロペシアジェネリックの主な効果は、脱毛を抑制することで、AGA(男性の薄毛)を改善することです。1日1回服用のため、無理なく治療を続けられます。

 

フィナステリド錠の効果

プロペシアジェネリックの効果は、先発薬であるプロペシアと同様で、主成分もフィナステリドです。主な効果は、「薄毛の進行の抑制」です。

AGAの原因はさまざまなものが考えられますが、そのひとつが、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンです。このDHTは、男性ホルモンが5α還元酵素によって変換されて生まれます。過剰に生成されることで、髪が成長する前に抜け落ち、AGAになってしまいます。

プロペシアジェネリックは、この5α還元酵素を抑制するはたらきがあります。5α還元酵素を抑制することによりDHTが生成されにくくなり、AGAを改善するのです。

フィナステリド錠の副作用

プロペシアジェネリックの副作用は、基本的にはプロペシアと同様です。重篤な副作用が起こることはほとんどありませんが、起こりうる副作用は、以下のとおりです。

  • 性欲減退
  • 肝機能障害

発生頻度は低いため、過度に気にする必要はありませんが、気になる症状がある場合は、服用を中止して、医師にご相談ください。

フィナステリド錠「サワイ」 添付文書より

プロペシアジェネリック:フィナステリドの初期脱毛

フィナステリド錠を服用していると、初期に脱毛が起こることがあります。
初期脱毛とは、治療をはじめてから13ヶ月ほどの間に、一時的に抜け毛が増えて、症状が悪化してしまったかのように見える症状です。

治療をはじめたのに脱毛が増えては焦ってしまうかもしれませんが、初期脱毛は、乱れたサイクルが正常になったことによって起こるものです。
ほとんどの場合は13ヶ月ほどで治まることが多いです。ご安心ください。
気になる場合は、医師にご相談ください。

飲み方

フィナステリド錠は、1日1錠を、水やぬるま湯で服用します。食事の影響はほとんどないため、食前でも食後でも構いません。

ただし、効果を最大限得るためには、24時間おきに服用することが推奨されています。飲み忘れを防ぐためにも、毎日同じ時間に飲むように習慣づけるといいでしょう。

フィナステリド錠 金額

デュタステリドの効果について

デュタステリドは薄毛の進行を抑制するだけでなく、発毛・育毛を促す効果も期待できます。
また、毛髪も太く硬いものへと成長するのでボリュームアップも効果として実感しやすいです。
日本皮膚科学会が発行する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」にてデュタステリドの服用は男性型脱毛症の治療として強く勧める「推奨度:A」と定めらています。
ただし、デュタステリドの主な役割はAGAを発症させる原因に作用し進行を止めることです。つまり薄毛を予防する守りの薬ということです。

 

デュタステリドとフィナステリドの違いとは?

 

フィナステリドは、プロペシアに含まれる有効成分です。デュタステリドとフィナステリドの違いは、リダクターゼI型とII型の両方を阻害できるかどうかです。そもそもリダクターゼとは、AGAを引き起こすジヒドロテストステロンの生成に必要な酵素のことで、これまではII型だけがAGAの発症に関係しているといわれていました。

しかし、実際にはリダクターゼI型もAGAに関係していることがわかったのです。そのため、リダクターゼII型しか阻害できないフィナステリドより、I型も阻害できるデュタステリドの方が高い効果が期待できます。

 

デュタステリドの副作用とは?

デュタステリドの副作用は、勃起不全や性欲減退、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感))、精液量の減少などです。フィナステリドにも同じような副作用がありますが、頻度は同等、もしくはやや高い発生頻度となっています。副作用は、男性機能に関わるもののため、子供を持つことを望んでいる場合は、妊娠に至ってから治療を始めるか、一時的に服用を休止するといいでしょう。

ただし、デュタステリドは継続的に服用することでAGAの治療効果が現れるため、休薬期間が長いほどにAGAが進行しやすくなります。休薬期間は、最小限に留めるように努めましょう。

デュタステリドを使用してはいけない人

 

デュタステリドは、すべての人が使用できるわけではありません。デュタステリドを服用してはいけない人は次のとおりです。

同じ種類の成分を服用している人

デュタステリドは、リダクターゼI型とII型を阻害するため、フィナステリドと一緒に服用することはできません。どちらか一方だけでAGAを治療することになります。料金はデュタステリドの方が高いものの、効果も高いことが期待されているため、十分に検討することが大切です。

女性、小児

妊娠初期の女性がデュタステリドを服用すると、胎児の性機能に悪影響が及ぶ恐れがあります。また、小児に対しても安全性が確立されていません。誤ってデュタステリドを服用しないように、ほかの薬とは分けて保管することが大切です。

デュタステリドまたはステロイドの服用により副作用

過去にデュタステリドやステロイドで副作用が現れた場合は、デュタステリドを服用できません。また、デュタステリドやステロイドによる薬剤性アレルギーが現れたことがある場合も同様です。

重度の肝機能障害のある方

重度の肝機能障害があると、デュタステリドの代謝ができず、副作用が強く現れる恐れがあります。これは、デュタステリドに限ったことではないため、重度の肝機能障害がある方は、日ごろから注意していることでしょう。

デュタステリドの使用について注意するべきこと

デュタステリドを服用する際には、次のようなことに注意しましょう。

肝臓に何らかの病気がある場合は、事前に医師に伝えてください

肝臓に病気がある状態でデュタステリドを服用すると、副作用が強く現れる可能性があります。

前立腺がんの診断に用いられるPSA(血清前立腺特異抗原)の検査を受ける予定がある場合は、事前に伝えてください

デュタステリドの成分が検査に影響を及ぼし、前立腺がんの見逃しに繋がる恐れがあります。結果的に、命にかかわることのため、必ず伝えましょう。

女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に直接触れない

デュタステリドは、皮膚からも吸収されるため、漏れた薬剤に触れることも禁じられています。

 

料金表

デュタステリドフィナステリド
デュタステリド
30日分
初回
10,200円
 2回目以降
8,100円
フィナステリド
28日分
初回
8,300円
 2回目以降
6,530円

 

(価格は税込)